社会人として初めての更新。学生として最後に思い出深かったダーツをご紹介します。


unicorn社 CC775(19g)

 大学4年の終盤、研究室でダーツが爆発的に流行りました。それはもう凄い勢いで、部屋にいるほとんどの人がダーツプレイヤーでした。
流行は好きじゃないですが、試しについていった所、非常に面白かったのです。自分のダーツで投げたいなーと思って購入したのがこのCC775になります。

 ではまずダーツの基本的なルールを少し説明します。下の図がダーツボード。ボードの中心部までの高さ173cm、投げる所からの距離2.44mの位置に設置します(いろいろ異なった規定もあるようです)。

 シングルのエリアに入ると外側の数字の分、点数が入ります。またダブル、トリプルリングに入るとその点数×2点、×3点の大きな点数になります。アウターブルは50点ですがゲームの種類によっては25点となります。インナーブルは50点です。
 基本的には1回(1ラウンドと呼ばれます)につき3本のダーツを投げ、次の人に交代する…というのを繰り返します。最も分かりやすいゲームが「カウントアップ」と呼ばれるもので、8ラウンド中の合計点数が高い方が勝ちというゲーム。アウターブルも50点として加算されます。
 他には「01(ゼロワン)」と呼ばれるものが定番です。301、501点の持ち点が最初に与えられ、刺さった点数分だけそこから引かれていきます。最終的に早く0にした方が勝ちです。ぴったり0にならないとダメなのが難しい。ルールによってはダブルリングやトリプルリングでフィニッシュしないとダメという場合もあります。
 最後にもうひとつ、よくプレーされるのが「クリケット」。15〜20とブルのみが有効なエリアとなり、他にささっても外れた事になります。15、16…といったピザ状のエリアごとにそれぞれ3回マークすれば、そこは自分の陣地となり(クローズ)、以後そこに刺さった場合は通常の点数が入ります。ただし、他の相手全てがそのエリアをクローズしたら、以後そこに刺さっても点数は得られません。シングルエリアはマーク1つ、ダブルは2つ、トリプルは3つになるので、クローズするためにはシングルだと3投必要ですがトリプルですと1投で済むわけです。ブルの場合はアウターがマーク1つ、インナーが2つとなります。最終的に、全てのエリアを取った上で点数の高い方が勝ちです。…文章にするとややっこしいですが、実際やってみるととても分かりやすいですよ。
 他にも本当にいろんなゲームがあるので、プレーされる機会があればいろいろ試してみて下さい。

 ではではダーツそのものをご紹介します。

 冒頭でも挙げた画像のこちら、買った直後の状態です。追加の付属品として、いくつか部品も一緒に買っています。最初のセットを組み立てると…

 こんな風になります。
 ダーツは大きく分けて4つの部品からなっており、それぞれを自分の好きなように選んで組みかえられます。写真のダーツの右の部分から、ティップ、バレル、シャフト、フライトと名前がついております。

 同じダーツでも部品を組み変えるとこの通り。あんまり格好良くならなかったけど。

 部品ごとに見ていきます。まずティップ。上のようにショートとロングがあります。ソフトダーツですと刺さらなくても盤面に当たれば点数が入りますんで、どちらにするかは好みの問題。色も実に多種多様で、中にはメッキされてるやつまであります。また1番の消耗品で、1日何本も折れて取り替える事も。数十個セットで売られております。

 こちらはバレル。ダーツを買うという事はバレルと買うと同義であり、一番高価な部品です。主にブラス製とタングステン合金製があり、タングステンを多く含むほうが細く硬いバレルを作る事ができるため、複数の矢で狭い部分を狙いやすくなります。溝や形に様々なバリエーションが存在します。

 続いてシャフト。バレルの後ろに付く部品です。長さや重さによってバランスを取ります。この部分の長さによってダーツの印象がかなり変わりますね。樹脂製からチタン製まで材質もいくつか選べます。

 最後はフライトと呼ばれる羽の部分です。これも材質や形、絵柄など数え切れないほどの種類があります。全体のイメージを大きく左右し、形によって飛び方にもかなりの影響を与える重要な部品です。でも結構な消耗品。

 いくつか組み合わせを試してみてお気に入りなのが上のやつです。記事を作った今現在、このフライトが痛んじゃって違う物に代えていますが…。あ、ちなみにダーツの部品はティップを除いて全て3個セットで入っています。



 どんな物でもケースに入れたら急に立派に見えてくるから不思議。最初のセットに含まれている簡易的なケースだと毎回分解・組み立てをする必要があり、時間のロスやフライトの痛みが心配です。その点こういったケースなら持ち運びも簡単ですし、痛みを気にしなくて済むため楽々です。意外と収納スペースもあります。

 ダーツバーはちょっと敷居が高いですが、最近は漫画喫茶なんかに設置されている事も多く、手軽にプレーできます。自分のダーツを持っていなくても貸してくれるし、3時間1000円くらいで楽しめるのでお友達と挑戦してみてはいかがでしょうか?カウントアップなら初めての方でも高得点を取れる可能性があります。(自己ベストは2006年5月現在で621点ですがこの前初めての人に負けました。トホホ。)練習しておけばいつ東京フレンドパークに呼ばれても安心。
 ではまた次回。

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