とてつもなく久しぶりの更新です。半年ぶりくらいです!ここまで見捨てないでこちらを訪問して下さった皆さんありがとうございます。お客様は神様です!(ヨイショヨイショ)
第12回は現代社会に生きる私たちにとっての必需品、携帯電話についてのお話です。
KYOCERA C3002K
私が携帯電話を初めて買った(買ってもらった)のは高校を卒業してすぐでした。高校時代はだんだんと普及し始め、白黒からカラーに変わったりといった携帯電話の成長期で、クラスメートも多分半分くらいは所有していたかと思います。当時私はアンチ携帯で、
「そんな物必要なーい!」って思っている学生でありました。携帯どころかネット、パソコンさえ家に無かったのですし価値を感じていなかったのだと思います。
ところが大学入学に向けてぼけーっと春休みを過ごしておりますと、「メールって便利な物じゃなかろうか!」「何となく面白そうだぞ!」と思い始めましてあれよあれよと言う間に所有する事になったのがこちらのC3002Kでした。京セラ製のau端末です。とっても薄くて金属質、呼び出しの際は上下のクリアパーツの中から3色の点灯をする姿はとってもお気に入りでした。更にはGPS端末ともなり、現在位置を把握する事までできてしまいます。…でもGPS機能を使用するためには別途契約と膨大な通信料がかかってしまうので、結局使った事はありません。
こちらはディスプレイ。分かりにくいですが、GPSをイメージしているという事で地球の上に人工衛星が浮かんでいる様子が描かれた壁紙を使っていました。当時の感覚では非常に綺麗でしたよ。確か公式サイトからDLしたんだったかな?広告チラシに載っていた時もこの壁紙を使っていたと思います。
当時(2002年頃)には既に現在の携帯電話のメニュー画面は完成されていたようで、使いやすいものになっています。開いた時点でこの画面が現れ、時間を初めとした基本的な情報が分かります。更に詳しい使い方をしたければ各種ショートカットキーですぐに使えます。しかし現在から見るとレスポンスが非常に遅い。キーを押してから1テンポ遅れて画面が変わるし、電源を入れた直後はメールが使えません。
こちらが下部に配置されているキーです。ちょっと固い感じの押し心地でしたが、必要十分な内容です。
で、開いた全景がこのような状態です。この携帯、カメラはついていないものの(購入当時カメラ付きはまだ新しかった)十分満足できる物でした。ずっと使い倒すつもりでいたのですが…。そのうち漢字変換ができなくなってしまいました。ひらがなメールしか打てない事に…(笑)電源を引っこ抜いてリセットすれば治るんですが、やってられません。購入後3年目を目前として買い換える事になってしまいました。
SANYO A5503SA
そして仕方なく買い換えたのがこちらSANYO製の同じくau端末です。特徴として、FMラジオを搭載している事、閉じたままでもメールや各種データの閲覧ができる事などなど。2,3年も経つとずい分技術が進歩していて驚かされました。キーレスポンスは押した直後に反応が返ってくるほどですし、データの容量も凄い。携帯で撮る写真程度ならいくらでも保存しておけます。
真ん中の丸ボタンを押すとこのような時計が表示されます。更に押すと簡易メニューが現れメールのやスケジュール、画像ファイルの閲覧等ができ、更にはこの状態でカメラの起動もできます。自分撮りする際はこのモニターで確認しつつ撮れるわけです。ちょっと小さいけど。
開くとこうなります。まずびっくりしたのが画面の鮮明さ。以前の携帯電話のようなドット感の無い画像が表示されます。表示形式もいろいろと細かく設定できるようです。キーの基本的な配置は変わりません。機種によって多少違いがあるのでちょっと戸惑ってしまいますが、だいたいの感覚で操作できます。丸ボタンを大きく配置しているので、1〜#までのキーが下に行き過ぎ、片手ではやや押しにくい感があります。
メニュー画面です。ナビウォークってのはGPS機能を更に進化させ、カーナビのように道案内として使用できるシステムのようです。が、別途契約と通信料が必要なのは変わっていません。宝の持ち腐れ。ちなみにこの機種は「切替」のキーを押すと全てのグラフィックがディズニー仕様に変更されます。ディズニー好きな人にはたまらないかも。
特筆すべきはこの薄さ。20mmしか無いです。最近の携帯電話はやたら分厚くなっていますが、これなら全く不満がありません。
携帯電話って開発スパンがものすごく短いのです。就職活動で回った企業の一つに金型を作っている企業がありました。設計から金型完成まで一週間でやってしまうとかいう事です。それくらい早く応えないとニーズとのズレが生じ、またコピー品も作られてしまって太刀打ちできない状況にあります。最近技術の進歩がすごいなぁ、と漠然と思ったりしますがそれにはそれ相応の理由があるわけで、各方面の技術者が様々な工夫を凝らして進歩に努めていらっしゃいます。ご自分の携帯電話にこめられた、そんな技術者の努力についてちょっと考えてみて欲しいなと思います。
第11回へ